【東日本大震災】今更地震の感想

人間の脳というのはどのような構造になっていて、考えや行動に移すまでのプロセスがどうなっているのかは僕には分からない。Wikipedia も見ようとしないし、憶測でも書こうとしない。vivaめんどくさがり。

前置きはそのくらいにして、地震当日。14:46はたぶん一生忘れないであろう。しらすの命日と id:technolize 君の誕生日にわざわざどでかいプレゼントを置いていかなくても良い気がするが、地球というのはこれほど揺れるのかってくらい揺れた。規模、被害は散々メディアで報道されているので割愛する。

今思えば不思議だが、僕は冷静というより笑っていた。普段通りっていえばそうだけど。

前述に「脳〜」と書いたのは、なぜあんな状況で普段通りでいれたのか。僕の脳は、あまりにも規模が大きく体験したことのない揺れ、そしてまだ14:46という明るい時間帯だった為に、脳内処理がおいついてなかったのかもしれない。

そもそも、未経験・文書でも読んだ事のない震災であったため、僕の脳の本棚には資料が何一つない。あるとしてもそれは映画やTVの中の世界であって、現実味が全くなかった。ただ一点、あまり良い事ではないけど、仕事ぶっちしてあんずが無事かどうかは最優先で確認したけど(そこだけは僕の足りない脳が動いてくれて感謝している)

善くも悪くも「現実」だと僕の脳が処理してくれなかったため、あんずの牧草手配に町中を自転車と僕の足で駆け回ったり(うさぎ民の方々には大変お世話になりました)、人間達の食料を買うのを忘れていたりと後手後手に回ったが、あそこで「現実」であり「恐怖」を感じていたら僕はどうなっていたかわからない。

周りの建物が運良く特に被害らしい被害がなく、津波もこない。iphoneがぎりぎり使える。ガソリンもある(動かさなかったけど)。付近の住民が穏やか。この辺の要素もあって、すごく大変ではあったけど、大きな恐怖というのは感じなかった。

ただ、体は覚えてるみたいで、震度5強とか大きな余震がきたら頭は全然平気なんだけど体の震えがしばらく止まらなくて笑ってしまった。

僕の「脳」が今後どう機能していくか分からないけど、人間というか動物ってのは突然の大きなダメージでも出来うる限り回避するようにできているのかなと思う。だって、みんなが地震当日泣き叫び、絶望し、様々な事に諦めていたら、それこそ地獄絵図だもんね。十分地獄絵図だったけど。